葉祥明美術館の企画展:絵本『ピーターパンとウェンディ』原画展_産経新聞<2017年12月24日>!

  • 2018.01.11 Thursday
  • 23:00

 

2017年11月18日(土)〜2018年1月19日(金)”まで、

葉祥明が描く“世界の名作シリーズ”、絵本『ピーターパンとウェンディ』の原画展を開催中です。拍手拍手拍手

 

昨年12月24日の“産経新聞・かながわ美の手帖”に本展のことが紹介されました。読書

 

外崎記者の熱心なインタビューに長井学芸員が対応させてもらったのですが、お陰様で半紙面を割いての記事。有り難いですね!早速、ご覧下さい!見る

 

家絵本『ピーターパンとウェンディ』はこちらから!backback

 

家これまでの“北鎌倉葉祥明美術館の企画展”の様子はこちらから!back

 

<アップ>

 

<全体>

想像かきたてる演出 「心に平和」願い込め

柔和でメルヘンチックな画風で知られる絵本作家、葉祥明の作品を紹介する「葉祥明の世界の名作絵本シリーズ原画展『ピーターパンとウェンディ』が北鎌倉 葉祥明美術館で開かれている。

 

ピーターパンの絵本原画22点のほか、常設コーナーでは水彩画、油彩画、デッサンなど62点を展示。数々の作品を通して想像力や好奇心を持つことの大切さを伝えている。

 

困難も「直視」

同企画展は、葉が童話や小説のストーリーに自らの絵を添えて出版している「絵本シリーズ」に合わせて開催。「星の王子さま」「赤毛のアン」に続き、葉が今回、題材に取り上げたのは「ピーターパンとウェンディ」(原作ジェームズ・M・バリー)の物語だ。

 

冒険や戦いなど動きがあるシーンを含むピーターパンの物語は、葉にとって「描くことがなかった新境地」。何度も描き直し、筆を執ってから1年以上かけてようやく完成させたという。

 

絵本『ピーターパンとウェンディ』では、いずれの絵も画面の大きさに対して登場人物が非常に小さい。表情もほとんど分からない。葉は物語から得られる印象や想像の広がりを大切にしており、仔細に描くことで見る者の想像を限定してしまうことを避けているとされる。

 

物語の序盤、ティンカーベルが妖精の粉を振りまくシーンは、画面中央から金色の光の帯が扇形に広がる構図。濃紺を背景にすることでティンカーベルの黄金色に光り輝く姿を際立たせ、幻想的なイメージを作りだしている。

 

ネバーランドへ向かうシーンでは、幼少から「空」にあこがれていたという葉の思いがにじむ。雲海をかきわけ、夜空を飛ぶピーターパンの一行。上空にはぽっかりと月が浮かび、眼下にはロンドンの街明かりが遠くまで広がっている。ウェンディ姉弟の胸の高鳴りが伝わってきそうな絵だ。

 

作画に腐心したという、海賊と戦うシーンには、葉の信条が強く表れた。同館学芸員の長井香奈は「葉は困難やつらい場面でも、あえて柔和な色調を選んでいる。目をそむけさせないことで、絵画に込めたメッセージを受け止めてほしいと願っているようだ」と解説している。

 

自身を見つめる

常設コーナーでは、絵本に比べてメッセージ性の強い油彩画がそろう。作品の多くは淡い色のグラデーションが基調。見る者に心地よさや安らぎを覚えさせる。

 

油彩画「聖なる行進」は縦横1メートルを超える大作だ。地平線から光の輪が広がる不思議な光景。蛇行しながら延々と続く行列が何を意味するのか、想像をかきたてる。

 

油彩画「ロマン的な夕暮れ」に見られるように、絵の中央付近に1点、なんらかのポイントを置く構図も、絵に引き込む効果を狙っているという。

 

長井は「葉は絵画を見て、自身の奥底や根源を見つめてほしいと話している。展覧会では『絵本を通して心に平和を』という葉の思いを感じ取ってほしい」と話している。

=敬称略(外崎晃彦)

コメント
こりゃ、反響も凄いんじゃないですか?
  • toshi
  • 2018/01/12 5:40 AM
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