葉祥明美術館館長のおすすめ映画:『ハッピー フィート』

  • 2007.04.04 Wednesday
  • 23:00
葉祥明美術館館長・堀内重見による、おすすめ映画シリーズ。グー
本日ご紹介する作品はハッピー フィートです。

2006年アメリカ映画/108分/2006年アカデミー長編アニメ映画賞受賞
監督・共同脚本/ジョージ・ミラー
声の出演/イライジャ・ウッドロビン・ウィリアムズブリタニー・マーフィー
ヒュー・ジャックマンニコール・キッドマン
音楽/ジョン・パウエル

STORY:
南極大陸に住む皇帝ペンギンのメンフィスとノーマ・ジーンの間に生まれた「マンブル」。
抜群の歌唱力を誇る両親とは反対に、マンブルはおそろしく歌が下手!
しかも「足」をバタバタさせて、ペンギンらしくもない!

『心の声』を歌うことで、愛を育くみ、繁栄して来た皇帝ペンギン王国では、
そんな彼の存在は「ない」も同然、それどころかいつしか「邪魔な存在」に…。
母親からは愛されていても、父親からは「歌」を押し付けられ、長老からは疎まれ、
好きな子からは、「静かにしてて!」と言われる始末…。ポロリ

監督は「マッドマックス」で長編映画デビューしたジョージ・ミラー。
その後、「ベイブ」で製作・脚本を務め、アカデミー賞にノミネートされた奇才です。

皇帝ペンギンの生態を観察したドキュメンタリーに感動した監督は、
彼らが各々の個性で鳴くことで、個体認識をしている様子を生かした
ミュージカル調のストーリーと、人間によって引き起こされた
南極の環境問題とを結びつけることで、今回の「ハッピー フィート」を思いついたそうです。

懐かしいナンバーをアレンジした楽曲と歌の見事さに加え、
とてもリアルに描かれたペンギンたちのかわいさと、
ストーリー展開の確かさが「ハッピー フィート」を上質な映画へと高めています。青い旗

「心を解き放つ」ことで愛や幸せを表現し、
自分らしく自由に生きる事の素晴らしさとその厳しさ。
そして自分のタレント(才能・個性)を生かす喜びと、
それを社会へ役立てるために必要な「心の強さ」を教えてくれる作品です。

お子様向け映画のようにも宣伝されていますが、
もっともっと幅広い層の人たちの心に、感動と満足感、
そして映画の素晴らしさを教えてくれるのではないでしょうか。

ぜひおすすめの一本です!おてんき

葉祥明美術館館長おすすめ映画:「幸せのちから」

  • 2007.03.13 Tuesday
  • 23:00
葉祥明美術館館長・堀内重見による、おすすめ映画シリーズ 見る
本日ご紹介する作品は幸せのちからです。

2006年/アメリカ映画/117分
監督/ガブリエレ・ムッチーノ  脚本/スティーヴン・コンラッド
主演/ウィル・スミス
音楽/アンドレア・グエッラ

《STORY》
1981年、サンフランシスコ。
なかなか売れない医療機器のセールスをしているクリス・ガードナーの生活は、
アパート代や駐車違反代金を支払えないほど困窮している。
そんな生活を支えてくれていた妻は出て行ってしまい、アパートは追い出され、
残るのは大量の医療機器の在庫と愛する息子と、わずかな現金のみ。
そして、まだまだ幼い息子を守るために選択した彼の行動が思わぬことに…。

この作品は、
「ホームレスから巨万の富を生み出すことに成功したアメリカン・ドリーム」として、
クリス・ガードナーの実体験がニュース番組や雑誌・新聞に取り上げられたことにあります。

もちろん、彼は成功することを夢見ていましたが、その原動力は
「子供を守り、一緒にきちんと生活をするため」という、
ごくごく当たり前の事でした。

私たちもクリス・ガードナーと同じように、
どこかに生きる原動力があります。
そして日々の生活の中から、生きる糧である「収入」を得ています。

その方法は、人それぞれで千差万別ですが、
人は「幸せ」を感じる事で、生きる力を得ていることは確かでしょう。
そしてだれもが幸せになる権利もあるし、その必要もあります。
映画の中ではアメリカ合衆国独立宣言の一節がその精神を表し、
引用されます。

『われわれは、自明の真理として、すべての人は平等に造られ、
 造物主によって、一定の奪いがたい天賦の諸権利を付与され、
 その中に生命、自由および幸福の追求の含まれることを信ずる。』

『幸福の追求』…。

これこそが、私たちの人生に於ける命題の一つなのかもしれません。
幸福を追求し、幸せになることにもっと積極的になってみよう、
そんな風に感じさせてくれる映画でした。

生きる事にちょっと疲れてしまった時、
生きる目的に悩んでしまった時に、おすすめの一本です。グッド

葉祥明美術館館長おすすめ映画:「輝く夜明けに向かって」

  • 2007.03.08 Thursday
  • 23:00
葉祥明美術館館長・堀内重見による、おすすめ映画シリーズ 見る
本日ご紹介する作品は輝く夜明けに向かってです。



2006年/ユニバーサル映画提供/101分
監督/フィリップ・ノイス  脚本/ショーン・スロヴォ
出演/ティム・ロビンス、デレク・ルーク
音楽/フィリップ・ミラー

《STORY》
1980年、南アフリカの広大なセクンダ炭田地帯。その石油精油所で現場監督をしていた
パトリック・チャムソーは無実の罪でテロリストとして投獄される。
あるはずもない罪を認めようとしないことで、妻をも拷問にかけられ、彼は “ 自由の戦士 ”
へと、変貌を遂げ、新たな戦いへと向かう。

実在する人物を描く事で、南アフリカにあった人種差別「アパルトヘイト」を史実として
私たちに、語りかけます。

主人公のパトリック・チャムソーの言葉が印象的です。

『私の子供は、「父親は正義のために戦った」と語り継ぐだろう。
 あなたの娘は、あなたのことを何と言うかな?』

社会のパラダイムを武力や暴力で解決しようとすることが、決して「良い」ことである、
とは映画の中では言っていません。
しかし、一人の人間として、夫として、父親として大切な家族を守るとき、どのような
決断をし、行動するか。観る者に問いかけて来ます。
そして映画の最後には、人間として最も大切なものは「何か?」という答えが
描かれている事が、すべての救いにつながっています。

映画はアフリカの大地から生まれたような歌が流れ響き、魂の讃歌に満ちあふれています。
ティム・ロビンスの刑事役も、人間としてより善くあろうという努力と、国への忠誠心が
あふれ、名演です。

スパイ映画のようなスリリングさは「パトリオット・ゲーム」でもその手腕を発揮した
監督の演出の確かさでしょう。

おすすめの一本です。グッド

葉祥明美術館館長のおすすめ映画:『善き人のためのソナタ』

  • 2007.02.24 Saturday
  • 23:00
葉祥明美術館館長・堀内重見による、おすすめ映画シリーズ 見る
本日ご紹介する作品は「善き人のためのソナタ」です。



2006年/ドイツ映画/138分
監督・脚本/フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
主演/ウルリッヒ・ミューエ
音楽/ガブリエル・ヤレド(『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞受賞)

アカデミー賞外国語映画賞ノミネート(2007年1月現在)
ゴールデングローブ賞外国語映画賞ノミネート
ヨーロピアン・フィルム・アワード(作品賞・主演男優賞・脚本賞)受賞

《STORY》
1984年、「ベルリンの壁」が崩壊する5年前の東ベルリン
東ドイツは自らのほころびを縫い繕うため、
国民の統制と監視システムを強化していこうとする。
国民監視組織・国家保安省(シュタージュ)の局員であるヴィースラーは、
劇作家ドライマンとその恋人である舞台女優クリスタの生活をすべて監視し、
反体制人物である証拠を掴むよう命じられる。

ヴィスラーは二人の住むアパートの部屋すべてに盗聴器をしかけ、
屋根裏部屋に陣取り、24時間態勢の監視を始めることに。。。

-------------------------------------------------------------------------

国民監視組織・国家保安省(シュタージュ)は、その残忍さ、冷酷さから
ナチス時代のゲシュタポとも例えられ、恐怖政治の一端を担っていました。
あまりにも巨大で、国民の生活に入り込んでいたために、
東西ドイツ統一後、17年が経過するまで、多くを語られることがなく、
映画のテーマになることはタブーでした。

今回はそのタブーに深く切り込み、強力な監視社会と国家権力の恐ろしさを描き、
ドイツの人々が自分たちの過去と向き合う作品になったと言われています。

そして、その社会に完全に馴染み、履行している人間の心の変化が、
「『善き人のためのソナタ』を本気で聴いた者は、悪人になれない」
という言葉を通して、観ているものに「善とは何か?」と語りかけます。

この映画は、時代という大きな波に翻弄され、操られながらも、懸命に生きる人々を、
辛く、悲しく、苦しくも、美しさと強さ、優しさを併せ持つ姿へと描き出した、
素晴らしい珠玉の作品に昇華されたのではないかと思います。

スリリングな展開とラブストーリー。
ただ今、上映中です。
ぜひご覧いただきたい、私イチ押しの作品です 楽しい

葉祥明美術館館長おすすめ映画:「グアンタナモ、僕達が見た事実」

  • 2007.02.08 Thursday
  • 23:30
葉祥明美術館館長・堀内重見による、おすすめ映画シリーズ。
本日ご紹介する作品は「グアンタナモ、僕達が見た真実」です。



2006年/イギリス/96分
監督/マイケル・ウィンターボトム&マット・ホワイトクロス
2006年ベルリン国際映画祭 銀熊賞(監督賞)受賞作品

《STORY》
2001年9月、イギリス・バーミンガム近くの小さな町ティプトンで
普通の市民として生活をしていた、パキスタン系イギリス人青年のアシフは、
結婚式を挙げるためにパキスタンへ向かう。
そのアシフの招待を受けて、やはりイギリスに住む三人の友人たちがパキスタンへ。飛行機

パキスタンの南部カラチで再会した4人は、
アフガニスタンへの米軍侵攻を自らの目で確認したいと国境を越える事にした。
しかし、戦闘に巻き込まれ、国際テロリストとして米軍に捕らえられてしまう。
そして彼らは2年以上もキューバの米軍基地グアンタナモに収容され、
尋問を受ける日々に…。唖然

この映画は、無実の罪で2年半も強制的に収監され、
拷問を受けた末に無関係と判明し釈放された青年たちの、
自由を手に入れるまでの真実を語ったものです。
イギリスでは、“ティプトン・スリー”事件として大きく報道されました。
映画の中では本人たちのインタビューも交え、
ドキュメンタリー色の強い作品になっています。

この映画の中で語られた印象的な言葉を紹介します。

「想像もつかないような状況に巻き込まれ、追いつめられたとき、
 人は潰れてしまうか、強くなるかだと思う。
 僕は、強くなった…。」

人が生きる上で必要な“何か”を、感じることのできる作品だと思います。
ぜひご覧になってみてくださいね!ひらめき

葉祥明美術館館長おすすめ映画:「オーロラ」

  • 2007.02.07 Wednesday
  • 20:00
葉祥明美術館館長・堀内重見による、おすすめ映画シリーズ。
本日ご紹介する作品は「オーロラ」です。



2006年/フランス映画/1時間36分
監督・脚本/ニルス・タヴェルニエ、主演/マルゴ・シャトリエ、ニコラ・ル・リッシュ他

《STORY》
天賦の踊りの才をもったオーロラ姫。
しかし王の厳命により踊ることが禁じられている王国では自由に踊ることができない。
しかも、彼女は財政の傾いた王国を守るため、意に反して政略結婚の道具に…。

舞踏会を開くことで裕福な国の王子と結婚させようとする国王と
「娘は好きな人と結婚させます!」と反対する王妃、
そして王妃の行動を阻止しようとする側近。
時を同じくして、オーロラ姫が恋心をときめかせる画家との出会い…。

さまざまな思惑が入り交じる王室を舞台に、父のジレンマ、母の家族への愛、
オーロラ姫の踊りへの情熱と画家への想いが描かれていきます。

好きな踊りができず、好きな人の元へ走る事もできず、
しかも王国の危機を救えるのは自分しかいないことへの苦しみ…。失恋

この映画は、パリ・オペラ座の名手たちの全面協力のもとに製作されました。
数々の踊りが芸術的で、なんと言ってもオーロラ姫のソロが素晴らしく美しいのです。

全体のプロットとファンタジーな雰囲気はまさにフランス映画!

この映画は先日行われたミュージアムトークの時に、
葉祥明もおすすめ映画としてご紹介していました。

皆さんもぜひ、ご覧になってみてくださいね!ラッキー

葉祥明美術館館長のおすすめ映画シリーズ:「人生は、奇跡の詩」

  • 2007.01.25 Thursday
  • 15:00
今日の映画紹介は、「人生は、奇跡の詩」です。



【主演・監督・脚本】ロベルト・ベニーニの作品…。
と言ってもすぐにピンとこられる方は少ないかもしれませんが、
1998年にアカデミー賞主演男優賞を受賞した「ライフ・イズ・ビューティフル」の主演の人、
といえばお分かりになっていただけるでしょうか。聞き耳を立てる

「ライフ・イズ・ビューティフル」と同じく、この映画、
「人生は、奇跡の詩」のテーマも「愛」そのものと言っていいと思います。
詩人で大学教授でもある主人公のアッテリオは、
この世界の美しさ、自分の感動する心を「詩」にのせて愛する人に伝えます。

映画の冒頭から「?」と思わせる展開が続くのですが、
やがて物語がすすむにつれて、彼の風変わりな言動の理由が分かってきます。
そして最後には、「なるほどね〜。」と納得してエンディングを迎えることができます。

イタリアでは有名な喜劇役者、ロベルト・ベニーニということもあり、
全編に笑いがちりばめられていて、劇場でも笑い声が起こっていました。
知的で、ユーモアたっぷりな演技と、映画に流れているメッセージ性が
彼を「イタリアのチャップリン」と言わしめている由縁です。

映画の中で、なぜ主人公が詩人になったのかが描かれるくだりや、
大学での講義の様子は、まさに「素晴らしい」の一言でした。
人が自分の気持ちをきちんと伝えるということは、なかなか難しいことですが、
「なぜ気持ちを伝えなければいけないのか?」
" 伝える事の大切さ " に対する答えがそこにはありました。

共演者たちの顔ぶれにも大変驚かされます。モゴモゴ
なんと、映画「レオン」や国産自動車メーカーのCMなどでもおなじみの
ジャン・レノが友人の「詩人」役として出演していたのです!

他にグラミー賞受賞のシンガーソングライター、
トム・ウェイツも自分自身の役として出演。
渋い歌声と、心安らぐメロディー、歌詞が心に深く沁みわたります。

私はこの作品を葉祥明にすすめられて観たのですが、私もぜひ皆さんにおすすめします !
芸術家として「美」を表現する葉祥明にとっても、
「主人公の情熱」には感動し、共鳴する部分が多くあったことと思いました。

劇場での上映は、一部ですでに終了してしまっているようですので、
DVDなどで観られる機会がありましたら、ぜひご覧くださいね。テレビ

ちなみに、主人公のアッテリオが、
間違えて人のジャケットを着たり、
自分の車 自動車 を何度も探すエピソードがあるのですが、
個人的にはその姿が「葉祥明」と重なって、非常に可笑しかったです…。イヒヒ

意外にそういう面があるんですよ。おてんき

葉祥明美術館館長のおすすめ映画シリーズ:「敬愛なるベートーヴェン」

  • 2007.01.11 Thursday
  • 22:00
今日の映画紹介は現在上映中の「敬愛なるベートーヴェン」です。



物語は1824年のウィーン
ベートーヴェンの最後の交響曲「第九」初演をメインに
繰り広げられる音楽映画です。

ベートヴェンは難聴の病気に悩まされながらも,
33才から39才の間に《英雄》《運命》《田園》《皇帝》《月光》などの
名作を次々に生み出しました。
そして宮廷や貴族に仕えず、作曲活動を行い、
音楽家として初めて自立した芸術家でもあります。



それ故に、「変人あつかい」もあったようですが、
「自由」を手に入れたことで、旧来の音楽から、
大フーガ》という「これはジャズ?」と聞き間違えるような
新しい音楽の世界へといざなう、時代・世代を越えた架け橋にもなる
弦楽四重奏曲を生み出すまでに至りました。



この映画では、ベートーヴェン役のエド・ハリスの熱演とともに、
ベートーヴェンの音楽を世に伝える写譜師を演じた、ダイアン・クルーガーが、
格調高いクオリティで物語全体を支えます。

上述した「変人」の様子も作中ではよく描かれていますが、
ベートーヴェン自身が映画の中で、
自分の音楽は「神の言葉」を皆に伝えてるのだ、
 「神の調べ」が頭の中に溢れんばかりにこだましているんだ。

と言っていたのが強く印象に残りました。

つまり「物事の本質」の前では、
「人が自分をどう思おうがそんな事は関係ない。」ということです。

そして、そのメッセージは、
『あなたは今を生きているのか?
 熱くもない、冷たくもない人生を歩んではしないか?』
というところまで深く迫っていきます。

漫画家の故・手塚治虫さんも、
「時間がたりない、アイデアがどんどん出てくるんです。」
とおっしゃっていたのを思い出しました。

この映画を、葉祥明も観ています。
今の世界と未来をつなぐような神聖な作品を描きたい
というような言葉を口にしていました。



そしてこの映画には、もう一つの物語があります。
写譜師=アンナ・ホルツが、「恋人との愛に生きる」か「音楽家として生きるか」
という人生の選択を迫られる、現代を映したかのようなテーマです。

ちなみに、この女性写譜師は実在しない演出上の役ですが、
ベートーヴェンと関連のあった実在する数名の女性をヒントに創り出したそうです。

第九初演の様子が12分も流れる映像と音楽には、非常に感動しました。
初演は、まさにこんな感じだったのだろうと思いましたし、
エド・ハリスが本物のベートーヴェンのようにも見えました。

皆様もぜひ、ご覧になってみてくださいね。

注:本文中の写真及び一部の表現は東宝(株)出版社のパンフレットより引用しました。

映画の紹介!

  • 2006.12.30 Saturday
  • 23:03
いよいよ明日は大晦日。
そんな日の前に映画を観てきました。
葉祥明はまだ観ていませんが、先に皆様にご紹介したいと思います。

2006年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品「麦の穂をゆらす風」。
ケン・ローチ監督/キリアン・マーフィ主演



『「愛するものを 奪われる悲劇を、
 なぜ人は 繰り返すのだろう。」』

『この物語は1920年 アイルランド。
 激動の歴史と運命に翻弄され、愛する人々との絆が引き裂かれる悲劇を
 名匠ケン・ローチが圧巻のスケールで描く感動の物語。』

アイルランドという国は約700年前にイギリスの支配下に置かれました。
その後、人々は抑圧と貧困に苦しみ、独立を熱望していきます。



この映画は現在もどこかで繰り広げられている現実とともに、
その意味と理想、正義、自由を私たちに投げかけてきます。

ケン・ローチという巨匠の描く美学と普遍性を感じさせる作品になってます。


グリーン一色のめずらしいパンフレット表紙。

映画を「現代の芸術」という位置づけで鑑賞している葉祥明の
コメントと共に、今後も紹介をしていきたいと思います。

(『』内と画像はパンフレットから引用致しました。)

葉祥明が最近観た映画の紹介です!

  • 2006.12.06 Wednesday
  • 23:22
葉祥明の趣味(?)のひとつに、映画鑑賞があります。ラッキー
ティーサロンの時などに、観た映画の話をするのですが、
映画を通してこの世界をスピリチュアルに観る解説などをよくしています。

今回は、葉祥明が最近観た映画のご紹介。
明日へのチケット」(邦題)という映画です。



『ローマへと向かう国際列車を舞台に
 ローチ、キアロスタミ、オルミの3名巨匠が、
 偶然乗り合わせた人々の1枚のチケットから始まる、
 様々な人生の可能性と希望を描く。』(パンフレットより)



ケン・ローチアッバス・キアロスタミエルマンノ・オルミの3監督は
カンヌ国際映画祭パルムドールの受賞者で、30年から40年に渡り、
数々の名画を生み出して来た、世界的に知られた監督たちです。

その監督たちがそれぞれのアイデアを持ち寄り、3つの物語を作り上げ、
1つの作品にしたという映画は、主人公と脇役が物語ごとに入れ替わり、
登場人物が列車にのった背景を描き、ローマという終着駅に向かいます。でんしゃ



初老の教授の思いがけない行動。
傲慢だけど、どこかかわいらしいおばさん。そのおばさんを世話する青年の旅立ち。
アルバニアから出てきた家族の必死の生き様。
サッカー観戦に向かうセルティック・サポーターの青年たちの世界への扉。サッカーボール



「人々の心のひだを丁寧に描き、乗客のそれぞれが人生の主人公で
 あることを、ひいては私たちが人生の主人公であることを教えてくれる映画。
 神の視点ともいうべき、多角的な描き方が良かった。」
と葉祥明もコメントしていました。よつばのクローバー



機会がありましたら、ぜひご覧下さい。

☆映画データ
「明日へのチケット」( 原題 "TICKETS" )
2005年/イタリア・イギリス合作/110分

(写真はすべてシネカノン発行のパンフレットより引用させていただきました。)

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