原画展<黒部市美術館>:『葉 祥明 展 今、僕はここにいる』_搬出!

  • 2019.07.16 Tuesday
  • 19:30

 

2019年7月20日(土)から9月23日(月祝)”の期間、富山県黒部市にある“黒部市美術館”にて葉祥明原画展が開催されます!拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手

 

今日は冨山に向けて走ってくれるトラックに、原画やグッズを載せる作業をしました!工具

 

夜には現地に到着し、私と長井学芸員は明朝に新幹線で向かいます!新幹線

 

私自身、冨山は初訪問でもありますし、葉祥明の本格的な原画展としても北陸初となります。どんなオープニングを迎えることになるか、とても楽しみです!右斜め上

 

報告にも力が入ります!

どうぞ、ご期待下さい!楽しい

 

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downdownトラック来ました〜。小雨になったのを見計らっての作業です。モゴモゴ

 

downdown原画と販売グッズを載せて、冨山まで走って下さいます!どうぞ、ご無事で!ロリポップ!

 

downdowndown開催要項!downdowndown

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この度、黒部市美術館では開館25周年を記念して、葉祥明による北陸初の本格的個展を開催致します。1973年に創作絵本『ぼくのべんちにしろいとり』でデビューした氏は、月刊誌『詩とメルヘン』や『いちごえほん』に作品が掲載されたことをきっかけに広く知られるようになりました。半世紀に近い創作活動の中で、氏のまなざしは人間の心や平和、環境といった様々なテーマへ向けられていきます。本展で は初期メルヘン画を始めとし、絵本原画、油彩画、詩作品などを通してその活動を総合的にご紹介いたし ます。自然の美しい情景や物事の本質に触れた言葉の数々と共に、心豊かなひとときをお過ごしいただ ければ幸いです。

【タイトル】黒部市美術館開館 25 周年『葉 祥明 展 今、僕はここにいる』
【開催場所】黒部市美術館
      〒938-0041 富山県黒部市堀切 1035

      TEL&FAX:0765−52−5011
【会  期】2019年7月20日(土)〜9月23日(月・祝)

【作家来場】7月20日(土)10:00〜12:30

                 <オープニングセレモニー〜葉祥明によるギャラリートーク&サイン会〜>
     場所:黒部市美術館展示室(予約不要・要入館料)

      9月7日(土)13:30〜15:30

      <講演会&サイン会>
      場所:部市国際文化センターコラーレ(富山県酩市三日市 20 番地)

         ※要予約(入場無料)、定員 150 名

         ※予約先 酩市美術館 TEL/FAX 0765-52-5011(月曜日を除く)

      9月8日(日)10:30〜12:30

      <葉祥明によるギャラリートーク&サイン会>
      場所:黒部市美術館展示室(予約不要・要入館料)

   
【開館時間】9:30から16:30まで(入館は16:00まで)
【休館日 】月曜日(但し8月12日、9月16日・23日は開館)8月13日、14日、9月17日、18日
【観覧料 】一般 700 円、高校・大学生 500 円 中学生以下無料

      ※障害者等手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名は無料となります。

原画展<黒部市美術館>:『葉 祥明 展 今、僕はここにいる』_招待券プレゼント!

  • 2019.07.12 Friday
  • 18:45

 

2019年7月20日(土)から9月23日(月祝)”の期間、富山県黒部市にある“黒部市美術館”にて葉祥明原画展が開催されます!拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手

 

そこで、展示会への“ご招待券”を10組20名様にプレゼントすることに致しました!

ご自身でお使いになられる方はもちろん、ご親戚やご友人へ、という使い方でも結構です!グッド

 

ご希望の方は応募要項を記した上で、当館メールアドレスまでお知らせ下さい。

また、勝手ながら先着順とさせて頂きます。ひらめき

応募要項

・応募先:jake@yohshomei.com

・お名前:

・ご住所:

・電話番号:

を明記の上、応募された動機なども書き添えてくださると嬉しいです!

Instagram、Twitter、FBからも可能です。

 

7月20日(土)には、オープニングもありますしね!

皆さまのご応募をお待ちしております!

当選は発送をもって代えさせて頂きます!ジョギング

 

おうちこれまでの“黒部市美術館”の記事はこちらから!back

 

downdowndown招待券見本!downdowndown

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downdowndownチラシ表downdowndown

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この度、黒部市美術館では開館25周年を記念して、葉祥明による北陸初の本格的個展を開催致します。1973年に創作絵本『ぼくのべんちにしろいとり』でデビューした氏は、月刊誌『詩とメルヘン』や『いちごえほん』に作品が掲載されたことをきっかけに広く知られるようになりました。半世紀に近い創作活動の中で、氏のまなざしは人間の心や平和、環境といった様々なテーマへ向けられていきます。本展で は初期メルヘン画を始めとし、絵本原画、油彩画、詩作品などを通してその活動を総合的にご紹介いたし ます。自然の美しい情景や物事の本質に触れた言葉の数々と共に、心豊かなひとときをお過ごしいただ ければ幸いです。

【タイトル】黒部市美術館開館 25 周年『葉 祥明 展 今、僕はここにいる』
【開催場所】黒部市美術館
      〒938-0041 富山県黒部市堀切 1035

      TEL&FAX:0765−52−5011
【会  期】2019年7月20日(土)〜9月23日(月・祝)

【作家来場】7月20日(土)10:00〜12:30

                 <オープニングセレモニー〜葉祥明によるギャラリートーク&サイン会〜>
     場所:黒部市美術館展示室(予約不要・要入館料)

      9月7日(土)13:30〜15:30

      <講演会&サイン会>
      場所:部市国際文化センターコラーレ(富山県酩市三日市 20 番地)

         ※要予約(入場無料)、定員 150 名

         ※予約先 酩市美術館 TEL/FAX 0765-52-5011(月曜日を除く)

      9月8日(日)10:30〜12:30

      <葉祥明によるギャラリートーク&サイン会>
      場所:黒部市美術館展示室(予約不要・要入館料)

   
【開館時間】9:30から16:30まで(入館は16:00まで)
【休館日 】月曜日(但し8月12日、9月16日・23日は開館)8月13日、14日、9月17日、18日
【観覧料 】一般 700 円、高校・大学生 500 円 中学生以下無料

      ※障害者等手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名は無料となります。

原画展<黒部市美術館>:『葉 祥明 展 今、僕はここにいる』チラシができました!

  • 2019.06.01 Saturday
  • 20:00

 

2019年7月20日(土)から9月23日(月祝)”の期間、富山県黒部市にある“黒部市美術館”にて葉祥明原画展が開催されます!拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手

 

開幕まで約2ヶ月弱。

チラシが出来上がりましたので、ご紹介します!ラッキー グッド

 

メインビジュアルになったのは、美しい色彩が印象的な名作『妖精の棲む森』。

観る人の心を明るくし、心穏やかでメルヘンな世界へ誘います。ウィンク

 

画業45年を越えても尚、新作を発表し続けている葉祥明ですが、その多岐に渡る作品が故に、絵本作家、画家、詩人、という枠だけでは捉えることができないほど、長い時間をかけて築き上げてきた深い思索があります。ポッ

 

本展では、その全貌を少しでもご覧頂き、葉祥明が居る場所に、皆さんと一緒に立ちたいと思います。ぴかぴか

 

黒部市美術館開館25周年記念の展示会として、北陸では初の本格的原画展になります。ロリポップ!

 

一人でも多くの方にご覧頂きたいと思います。

お時間を作って、是非、お立ち寄り下さい。おはな

 

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      downdowndownチラシ表downdowndown

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この度、黒部市美術館では開館25周年を記念して、葉祥明による北陸初の本格的個展を開催致します。1973年に創作絵本『ぼくのべんちにしろいとり』でデビューした氏は、月刊誌『詩とメルヘン』や『いちごえほん』に作品が掲載されたことをきっかけに広く知られるようになりました。半世紀に近い創作活動の中で、氏のまなざしは人間の心や平和、環境といった様々なテーマへ向けられていきます。本展で は初期メルヘン画を始めとし、絵本原画、油彩画、詩作品などを通してその活動を総合的にご紹介いたし ます。自然の美しい情景や物事の本質に触れた言葉の数々と共に、心豊かなひとときをお過ごしいただ ければ幸いです。

【タイトル】黒部市美術館開館 25 周年『葉 祥明 展 今、僕はここにいる』
【開催場所】黒部市美術館
      〒938-0041 富山県黒部市堀切 1035

      TEL&FAX:0765−52−5011
【会  期】2019年7月20日(土)〜9月23日(月・祝)

【作家来場】7月20日(土)10:00〜12:30

                 <オープニングセレモニー〜葉祥明によるギャラリートーク&サイン会〜>
     場所:黒部市美術館展示室(予約不要・要入館料)

      9月7日(土)13:30〜15:30

      <講演会&サイン会>
      場所:部市国際文化センターコラーレ(富山県酩市三日市 20 番地)

         ※要予約(入場無料)、定員 150 名

         ※予約先 酩市美術館 TEL/FAX 0765-52-5011(月曜日を除く)

      9月8日(日)10:30〜12:30

      <葉祥明によるギャラリートーク&サイン会>
      場所:黒部市美術館展示室(予約不要・要入館料)

   
【開館時間】9:30から16:30まで(入館は16:00まで)
【休館日 】月曜日(但し8月12日、9月16日・23日は開館)8月13日、14日、9月17日、18日
【観覧料 】一般 700 円、高校・大学生 500 円 中学生以下無料

      ※障害者等手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名は無料となります。

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いちご新聞'16年6月号・『心にAroma(アロマ)』no.8のご紹介です!_2/2

  • 2016.05.19 Thursday
  • 19:00


いちご新聞』(サンリオ)の最新号を“2016年5月15日”の記事に続き、掲載します。
葉祥明のインタビューのご紹介です。鉛筆2

それでは早速ご覧下さい!見る

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Q:今月は詩がいっぱいですね!どんな気持ちを込めていますか?
A:美しい自然をメルヘン風景として描きました。絵描きや詩人が心動かされた自然を絵や詩にすることによって、皆がそれを美しいと認識し始めるんじゃないかなって、僕は思う。なんでもない山でも、芸術性豊かに表現することによって、その山が特別な美しいものに見えてくる。一人一人がそういう美の感性で、自然を見てほしい。そして、この世界の様々な美に気づくことが大切なんだ。

昔サンリオから出していた『詩とメルヘン』を思い出して、こうして今月はたくさんの美しい詩を紹介したいと思ったんだよ。詩に触れることは、とても美しい時間だと思うし、感性が磨かれる。花をめでたり、心安らぐ自然や愛らしいものに気づく。そんな5月、6月になってほしいと思います。

 

Q:先生にとって、ワーズワースの詩は特にお気に入りなんですよね?
A:そう、昔「草原の輝き」という映画があってね。それで知った詩なんだけど、若い時は恋をするけれど、大抵の場合は結ばれない。そして二人は各々、別の人生を歩む。自然に季節の巡りがあるように、人生も巡っていく。青春時代は甘美だけれども、苦い思い出もある。青春時代は去ってしまったけれど、しかし嘆くことはない。

なぜなら、その思い出は、いくつになっても生きる力となって輝き続けているのだから…ということを教えてくれた詩なんだ。青春のいろいろな思い出、苦い想いも、全て永遠に輝く宝物なんだよ。

Q:他にも好きな詩を教えてください☆
A:ゲーテやヘッセが好きだな。今月の絵に合わせて、僕が好きなゲーテの詩も紹介します。(了)

おおすばらしい
自然のひかり
陽はかがやく
野は笑う

枝々に
花はひらき
しげみには
鳥のさえずり

あふれ出る
胸のよろこび
大地よ 太陽よ
幸福よ 歓喜よ
                    “ゲーテ「五月の歌」の一部より/井上正蔵訳”

いちご新聞'15年10月号・葉祥明『心のハーブ』vol.100のご紹介です!_2/3

  • 2015.09.30 Wednesday
  • 00:00

サンリオ”さんより発行されている、
いちご新聞』の最新号が発刊されましたのでご紹介します!見る

祝今号で節目の第100回!祝

今日のブログは特別記念として、見開きになったページをご覧頂きます!
葉祥明のインタビュー記事も合わせてどうぞ!鉛筆2
(1回で全文掲載の予定だったのですが2回に分けてお届けします…。ひやひや

URLこれまでの『幸せになるための・心のハーブ』の記事はこちらから!back

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サンリオが1980年代に出版していた『詩とメルヘン』の挿絵、そして1990年代からいちご新聞に絵や詩を書いてくれている画家・詩人の葉祥明先生。2007年に始めた人気連載「心のハーブ」は今月号で100回目を迎え、絵と詩の癒しのページとして、また、自分のことを考えたり、いろんなことに気づかせてくれるページとしてメイトに大人気☆ 100回目を記念して、今月は葉先生にインタビュー!

Q:小さい頃から絵を描いていたの?
A:そう、物心ついた頃から!湯気でくもったお風呂場の壁や、紙、地面、なんでも二次元で描けるものには描いていたね。今も昔も絵を描くのが大好きだよ。

Q:画家になるのは、小さい頃からの夢?
A:いや、小さな頃は画家になりたいとは思っていなかったよ。歴史上、名を遺した画家には悲劇的な人生を送った人が多かったからね。それを知って、むしろ画家になってはいけないと思ってたよ。(笑)

Q:では、いつ画家になろうと思ったの?
A:大学生の時。何か仕事をしなくては食べてはいけないと思った時、やはり自分は絵を描いていく人生がいいと思ってね。そして、注文を受けて挿絵を描く仕事“イラストレーター”を目指したんだ。

Q:そうだったんですね!先生の絵はやさしい感じで大好きです。いつも描く時に考えていることってあるんですか?
A:見る人をやさしく招き入れたいと思って描いているよ。ぼくの絵は「これでいいだろう!素敵だろう!」と言うほど積極的ではない。せまってくるような迫力はないし、「見て見て!」って主張もない。見たくなければ通り過ぎていいの。見たい人が立ち止まって見てくれればいい。そう思っています。絵も生活も、ぼくは相手の気持ちを尊重したい。だから見たいと思った人をやさしく迎え、見たいと思っていない人には無理に押しつけたくないんだよ。(続く)

講演会のご報告:『葉祥明展』@リアス・アーク美術館_2/2

  • 2015.08.02 Sunday
  • 23:00

本年、7月4日(土)から8月30日(日)まで
リアス・アーク美術館”にて、『葉祥明展』が開催中です!ロリポップ!

昨日行われた葉祥明の記念講演会。
猛暑と夏祭りが重なったためか、開場して10分経っても10名ほどのお客様…。
しかし、その後みるみる増えて、スタート時には満席の状態に!びっくり

葉も驚いていましたが、
主催して下さった美術館の皆さんが一番驚かれたかもしれません。ウィンク
それでは、早速ご覧下さい!見る

URLこれまでの“講演会のご報告”はこちらから!back

URLこれまでの“リアス・アーク美術館”の様子はこちらから!back

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用意されていた座席数では足りず、予備の椅子も全部出すことに。汗

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今回の原画展は油彩画を中心にセレクトした特別な原画展になっています。そもそもなぜ、油絵を描いたのか。それは30歳頃から始まったメルヘンブームが10年続き、まるで何十年も年を取ったかのように疲れ果てたことがきっかけでした。

本当は何がしたかったんだ?と自分の人生を考えた時、油絵画家になりたかったことを思い出しました。深くて重い数年を彷徨い、ようやく生きる活力や未来を感じられるようになった。その過程が油彩画の中で暗い色から明るい色へと色彩の変化として現れています。メルヘン画と同じように油絵でもやはり広大な空間があって、ポツンと何かがある。一見、孤独で寂しいけれど、そこには私が居るじゃないか!ちっぽけで小さいかもしれないけれど、私はこの世界に確かに存在していますよ!という“実存”の宣言でもあるのです。

奇しくも、この気仙沼はあの震災で大変な苦しみを抱えました。そこからどう生き抜き、生き続けるのか?私の場合はあくまでも個人的なことでしたが、皆さんは気仙沼という地域の大きな課題として、そして一人一人がどう生きていくのか、ということを油彩画を通して、物事を深く考え、命を考え、自分の人生を考えるきっかけになれば良いな、と思います。

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質疑応答では『詩とメルヘン』との出会いをお話ししました。ラッキー

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お一人で何冊も買ってくださるなど、サイン会も盛況でした!ロリポップ!

ご来場の皆さま、ありがとうございました。
そしてスタッフの皆さま、お疲れ様でした!楽しい

いちご新聞'14年1月号・葉祥明『心のハーブ』vol.79のご紹介です

  • 2014.01.03 Friday
  • 00:00
すっかりお馴染みになった“サンリオ”さんより発行されている、
いちご新聞」の最新号が発刊されましたのでご紹介します!見る

今回はとても印象的な文章ですので、
抜粋ではなく、全文をご紹介します。

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永遠の絆』   絵・文:葉祥明

人は魂の存在です
そしてこの世の出合いは
あちらでの約束です
そうして互いの絆は永遠に
途切れることなく
続くのです

down葉祥明のコメントです。down
僕たちは、たった一人でこの世に生きているんじゃない。
家族がいて、恋人や友人、職場の同僚がいる。
行きつけの店の人、駅員さん・学校・先生・おまわりさん・役所の人など…
たくさんの人たちに囲まれ、支えられて生きている。
深い絆から、束の間の通り過ぎるだけの関係まで、色々だ。

思い返してみれば、子供時代から今日まで、なんと多くの人々と出会ってきたことか!
顔と名前を思い出せる懐かしい人たちだけでも百人くらいはいる。
本当は、この人生で出会った人は、その何倍もいるはずだが、
そんな中で、僕が今、想うのは、やなせたかしさん!

40年前に当時、五反田のTOCビル内にあったサンリオの社長室前の長い長い廊下で
ばったり出会った時のことは今もありありと思い浮かぶ。
「やあ、君が葉くん? いい人そうだからやってもらおう!」と、
あの独特の顔と姿と声で、やなせさんは両手を大きく広げながら、突然現れた。

以来、様々な場所で身近に接することになった。
実は、僕の人生のサプライズはサンリオと共にある。
すなわち、辻信太郎社長との出会いだ。

辻さんも、またこつ然とサンリオ編集部に現れる。
そしてスタッフたちに、とてもリラックスした口調で話しかけていて、
原画を持ってきた僕にも、いつも親しげに、
「葉さん、今度何かやろうよ!良い本作ろうよ!」と、笑顔で握手しながら語りかける。

その気さくさは、四十年経っても変わらない。
辻さんは、本当に少年のロマンをいつまでも失わない人だ。

辻さんと、やなせさん。
この初々しい少年の心を持ち、文学と美しいもの、可愛いもの、そして、人を喜ばせたり
驚かせたりするのが大好きな二人の出会い無しには、『詩とメルヘン』という、
かつての「赤い鳥運動」につながる雑誌は生まれなかったと思う。

そして、御二人の息子世代の僕は、この四十年、めまぐるしく変化する社会の中で、
静かな森の中の小さな泉のような、清らかな、メルヘンを守り育てる責任を感じている。

それは、既に三世代にもわたるメルヘンの愛好者の方々への辻さん、やなせさんからの
「愛」の贈り物を世の中に届け続けていくってことの約束に他ならない。

2013年10月13日、メルヘンの世界に去ったやなせさんを偲んで…。

掲載されました!:『西日本新聞』2013年10月23日(水)-やなせたかしさんをしのぶ-その1/2

  • 2013.11.19 Tuesday
  • 00:00
2013年10月13日に「やなせたかし」さんが亡くなられ、
葉祥明にそのことに関してのコメントや執筆依頼がいくつかありました。鉛筆

今日は“西日本新聞社”の文化面に掲載された文章をご紹介します。見る

URLこれまでの“やなせたかしさん関連記事”はこちらから!back

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              〜やなせたかしさんをしのぶ〜
           『出会う全てを 両手広げて受け入れた』

四十年も前のことだけど、心の中に今も刻み込まれている。
やなせさんと初めて出会った日のことだ。

当時、キティちゃんで有名なサンリオは五反田のTOCビル(東京卸売りセンター)の中にあった。そこからある日、25歳の無名の駆け出しで、絵本を一冊だけ出していた僕に一本の電話。サンリオはファンシーグッズのほか『詩とメルヘン』や『いちごえほん』という月刊誌を出していたけれど、僕は何となく、中途半端な気持ちで訪れた。

折角だからと担当者の方が社内を案内してくれた。長い長い廊下の先に社長室。虹のオブジェが印象的で、いかにも夢を売るサンリオらしい。廊下に出ると、こつ然と向こうから、見覚えのある、顔と声のやなせさんが魔法のように現れた。

両手を広げて開口一番、「君が葉君? いい人そうだからやってもらおう!」。まるで映画のワンシーンのよう。僕は思わず「は、はい!」。するとやなせさんは、さっと風のように去っていった。

以来、四十年間、様々なシチュエーションで、やなせさんはいつも印象深い顔と声と身振りで、突然、現れ消え去る。というのが、僕との関わりのパターンになった。それは多分、僕だけじゃなく、やなせさんと関わった、多くの人々も同様ではないかと思う。

やなせさんにとって、この世の出来事、そして出会う人々の全てを、拒んだり否定したりしないで、両手を大きく広げて「おおう!」と受け容れる。自分の境遇も、沢山のd病気も、世間からの様々な働きかけや、やっかいな事にも、動じることなく、大らかに受け止め、立ち止まらないで先へ先へとつき進んでいく。(続く)

追悼記事<やなせたかし>さん:月刊『詩とメルヘン〜1981年3月増刊号・葉祥明の世界〜』より_最終回

  • 2013.10.22 Tuesday
  • 00:00
『詩とメルヘン』を通して“やなせたかし”さんと出会った葉祥明。
そのことがきっかけで、多くの方に絵を知っていただく機会に恵まれました。おはな

『詩とメルヘン』の増刊号として、
1981年3月に発刊された“葉祥明の世界”の中で行われた
やなせたかしさんと葉祥明の対談をご紹介してきましたが、
今回で最終回になります。鉛筆

対談記事を読み返してみると、時空を超えて、
とても貴重な時間を共有できたように感じます。
改めて、やなせたかしさんに感謝です。モゴモゴ

それでは、早速ご覧下さい!見る

URLこれまでの“『詩とメルヘン〜1981年3月増刊号・葉祥明の世界〜』”はこちらから!back


         『うまい絵って何だろう?』 やなせたかし×葉 祥明
      〜問題は引き算していって何が残るかということ

葉  :僕と同じ34歳のころは、どう考えていたんですか?

やなせ:漫画家になりたてのころで、長谷川町子さんや横山隆一さんのようになりたいと
    思っていました(笑)。それで四コマ漫画を描いてたりしたんですが、僕はどう
    も家庭漫画が苦手で、漫画の世界でいうと、いくらか芸術っぽくて、売れないよ
    うな絵を描くんです。でも、僕は漫画はものすごく愛しているんですよ。だから
    漫画は生活のたしじゃなくて大切にしたいんですね。

葉  :僕は17,8歳のころ当時の出版物からペイネ、久里洋二さん、長新太さんの絵を切
    り抜いていて今でも持っています。あのころの漫画はみんな詩情にあふれていま
    すね。

やなせ:杉浦範茂さんは漫画家になるつもりでデザイナーになっちゃったけど。

葉  :だからアイデアがいいんですね。

やなせ:そうですね。僕もアイデアがある方だと思っています。案がなければ絵が描けない
    谷内六郎さんも童画家と言われてるけれど、僕に言わせると漫画家なんです。つま
    り必ず案がある。案を一生懸命考えて、絵はすぐに描けちゃう(笑)。僕が漫画家
    だというと、変な顔をする人がいるけれど、僕は漫画家だと思ってるし、葉君のよ
    うに純粋画家になるんじゃなくて、漫画家として終わりたいと思ってます。編集を
    したり、人のお世話をすることもずっとやっていきますよ。自分のことも満足にで
    きないのに、人の世話をするなんて困ったことだと思ってますけどね。

葉  :僕は今の生活の中でやっていることが例えば20あるとすれば、それをできるだけ
    引いていって、よりシンプルにしていきたいと思ってるんです。引き算をして何が
    残るかですね。その方が体質に合っているようです。この2,3年の忙しさでがっく
    りです。やなせさんは、よく体力が持ちましたね。

やなせ:何をするにも引き算だけど、引けないんですね。

葉  :引いたなおかつ……。

やなせ:プラスになっちゃう(笑)。

葉  :なりますね。よほど野蛮をふるって、バサッバサッと切っていかないと。

やなせ:僕は何でもすぐ引き受けちゃうからだめなんです。ある程度生活ができるようにな
    ると普通は小さな仕事なんかは断るらしいんですが、断れないんです。未だに小さ
    なカットの仕事を引きずってますよ。それで、不思議なことに僕は売り込みという
    ことも全然したことないんですよ。成り行きまかせでね。ところが売り込みという
    のも、次は僕が描くからねなんていうすごく強引なのがあるんですよ(笑)。それ
    でまた断れなかったり。こうちうことに関しては、僕は驚いてばっかりだから、僕
    みたいな人間が、よくこの世界で生き残っていると本当に神に感謝しなくちゃいけ
    ないです。でももう僕はタイムリミットにきたみたいだね。

葉  :(笑)いや、そんなことないですよ。  (了)

             『詩とメルヘン〜1981年3月増刊号・葉祥明の世界〜』より

追悼記事<やなせたかし>さん:月刊『詩とメルヘン〜1981年3月増刊号・葉祥明の世界〜』より_その4

  • 2013.10.21 Monday
  • 00:00
『詩とメルヘン』を通して“やなせたかし”さんと出会った葉祥明。
そのことがきっかけで、多くの方に絵を知っていただく機会に恵まれました。おはな

今回も『詩とメルヘン』の増刊号として、
1981年3月に発刊された“葉祥明の世界”の中で行われた
やなせたかしさんと葉祥明の対談をご紹介します。鉛筆

この対談が行われた時、葉祥明は34歳で、やなせさんは61歳。
その10年後に“アンパンマン”が大きくヒットすることになるとは
全く思いもよらない状態で、ご自分の“人生予想”をした言葉が興味深いですよ!モゴモゴ

それでは、早速ご覧下さい!見る

URLこれまでの“『詩とメルヘン〜1981年3月増刊号・葉祥明の世界〜』”はこちらから!back


         『うまい絵って何だろう?』 やなせたかし×葉 祥明
          〜画家には詩人の魂がなければならない

やなせ:そうです。アンリ・ルソーは本当におもしろい人なんです。何でもそっくりに描こ
    うとするから、例えば葉君を描こうとすると、物差しをもって鼻の高さ、あごの長
    さを測るんです。キャンバスの上でもその通りに描くんですが、似ても似つかない
    (笑)んで大笑いされたんです。でも違うんです。真実よりも真実がちゃんとつか
    めている。木の絵を描くとすると、木の葉の数を全部数えて描いた。それが本当の
    木よりもすばらしくできているんですね。ルソーは熱帯にあこがれていたけれでも
    行ったことがなくて、植物園で熱帯植物を描き、そこへ黒人や豹を描くわけです。
    ところが、そのために非常に幻想的な絵ができちゃったんですね。だから、あの人
    は天才かどうか分からないが、詩人であることはまちがいないです。

葉  :あー、詩人ですね。

やなせ:心の中に詩人の部分があったんです。ですから、先程の話しですが、絵のすばらし
    くうまい人でも、なぜ絵がよくないかというと、詩人でないからです。詩の心がな
    いんです。

葉  :その詩人の魂っていうのは、持って生まれたものなんでしょうか。

やなせ:うーん、曰く言いがたい部分ですね。ただ、いくらかは絵がうまいよりも、その感
    性の部分が優れている方が絵はいいんですよ。ですからもちろん、依頼されて描く
    画家であろうと、純粋画家であろうと、根本的にはその詩人の魂がなければならな
    いんです。葉祥明の世界は、空間があるだけなのですが、どういうわけかちょっと
    違う。それが詩人の魂だと思いますね。

葉  :僕は詩人というと、日々、自由に生きている人、と思い浮かぶのです。

やなせ:うん、根本的にはそうでしょうね。

葉  :詩人ということは職業じゃないですよね。

やなせ:自由な魂ですよ。

葉  :だからその人が絵筆を持てば絵という詩になるし、鉛筆を持って書けば言葉による
    詩になるし、生きざまが生きている詩であるということですね。

やなせ:「詩とメルヘン」のように、詩に絵をつける、あるいは絵に詩をつけるという詩と
    絵の接点を見る形は、おそらく世界中でも例がないと思うんです。だからこれは、
    イラストレーターにとっても、おもしろい分野が開けてきたと僕は思っています。
    『詩とメルヘン』から出た人たちは、ボツボツ売れ出していますよね。

葉  :ええ、売れてきていますよ。ところで先生は、自由な絵を描きたいという気持ちは
    ありますか?

やなせ:僕自身は依頼に関係なく自由な絵を描こうという気はあんまりないんです(笑い)
    人には言ったけど、僕はヤキイモ包んでいる絵でいいです。余裕綽々と山の上で風
    景を描いているという画家なる気持ちはないですね。家族は、自分の好きな絵を描
    けば、と言うんですが、僕はどうも生涯あくせく暮らすみたいだし、その方が好き
    みたいです。子供の時は純粋な画家になりたいと思ってましたが、周囲の反対があ
    ってデザイナーになったのです。今は外国で展覧会を見て、うまいと思っても、別
    世界の人だと思いますね。だからこの時代が終わったら、やなせたかしなんていた
    のかというような、雑業で一生を終えるんじゃないかという気持ちです。老人にな
    って朝から晩まで絵を描いているというふうにはならないでしょう、たぶん。
   (次回最終回です)

             『詩とメルヘン〜1981年3月増刊号・葉祥明の世界〜』より

追悼記事<やなせたかし>さん:月刊『詩とメルヘン〜1981年3月増刊号・葉祥明の世界〜』より_その3

  • 2013.10.20 Sunday
  • 00:00
『詩とメルヘン』を通して“やなせたかし”さんと出会った葉祥明。
そのことがきっかけで、多くの方に絵を知っていただく機会に恵まれました。おはな

今回も『詩とメルヘン』の増刊号として、
1981年3月に発刊された“葉祥明の世界”の中で行われた
やなせたかしさんと葉祥明の対談をご紹介します。鉛筆

それでは、早速ご覧下さい!

URLこれまでの“『詩とメルヘン〜1981年3月増刊号・葉祥明の世界〜』”はこちらから!back


         『うまい絵って何だろう?』 やなせたかし×葉 祥明
               〜偉大なるアマチュア画家

やなせ:絵というのは結局自分より以上にはでられないわけですから、努力型といってもテ
    クニックだけでなく、見る、聞くということをうんとやるべきだと思いますね。そ
    して自分の中に何かがあふれてくれば、絵に作用してくる。つまり葉祥明自身が非
    常に魅力的でなければいけないと思いますね。今も十分魅力的でおかしい人だけど
    (笑)。

葉  :純粋絵画といっても、職業的油彩画家になるつもりは余りないんです。だから依頼
    で描くか、自発的に描くかの違いにすぎないんです。

やなせ:よく分かりますよ。そういう画家になら、今だってなれますからね。

葉  :だけれど今は、体が疲れて時間がないからできないんで、僕は描きたくなるような
    時間と健康が欲しいんです。

やなせ:つまり純粋に絵を描くという画家になりたいということでしょう。

葉  :そうです。だからアマチュア画家ですね。

やなせ:偉大なるアマチュア画家ですね。今僕らは、半分はお金のために描いているわけで
    すが、そうじゃない画家ですね。

葉  :画家になるということは、自由に生きるということの言葉におきかえただけの話し
    ですね。

やなせ:僕らの仲間にも、ある程度生活ができるようになったら、自由に絵を描いて暮らし
    たいと言っている人が何人かいます。おおばひろしさんは最後はパリへ行ってパリ
    の風景を描いて暮らしたいと言ってますよ。

葉  :だから僕は余生にあこがれるわけです。退役軍人とか学校の先生の定年退職とかい
    つもうらやましく思うんです。ある小学校の先生が退職したその日、通勤用の自転
    車も忘れて走って家に帰り、釣り竿をかついで、これから毎日釣りができるぞと…

やなせ:それはアンリ・ルソーの世界ですよ。彼は税関の役人をやめてから画家になった。
    日曜画家のはしりと言われてますけど、へたな絵描きじゃないんです。ものすごい
    絵描きですよ。アマチュア画家の中には、へたなためにいくらかおもしろいという
    人もいますが、それとは全然違いますよ。ルソーがおもしろいのは、彼がピカソに
    むかって、本当に絵がうまいのは俺とお前だけだなって言ったそうだから(笑)、
    みんな抱腹絶倒して笑ったわけです。彼の絵は落選ばかりしていたけれども、なぜ
    みんなが彼の展覧会へ行ったかというと、わあへたくそーと笑うために行ってたん
    ですね(笑)。ところが今見ると、笑うなんてとんでもない。うまいし、いい絵描
    きなんですよ。ピカソと僕と二人だけと言ったくらい偉大な画家なんですよ。例え
    ばルソーの絵で林があって空が青くて月が見出ている……ステキなんですよね。

葉  :ステキですね。下にピエロがいるんですよね。

やなせ:すごくいい絵だけど、当時はみんな笑ってたんですよ。

葉  :そうするとルソーは、50何歳かで、役人を辞めて、余生を絵画三昧で暮らしたわ
    けですね。(続く)

             『詩とメルヘン〜1981年3月増刊号・葉祥明の世界〜』より

追悼記事<やなせたかし>さん:月刊『詩とメルヘン〜1981年3月増刊号・葉祥明の世界〜』より_その2

  • 2013.10.18 Friday
  • 00:00
『詩とメルヘン』を通して“やなせたかし”さんと出会った葉祥明。
そのことがきっかけで、多くの方に絵を知っていただく機会に恵まれました。おはな

今回ご紹介するのは昨日に引き続き、『詩とメルヘン』の増刊号として、
1981年3月に発刊された“葉祥明の世界”の中で行われた
やなせたかしさんと葉祥明の対談記事です。鉛筆

それでは、早速ご覧下さい!

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           『うまい絵って何だろう?』 やなせたかし×葉 祥明
               〜空気の部分を描く人は少ない

やなせ:「詩とメルヘン」でイラストコンクールをやっていますが、ものすごくうまい絵が
    くるんですね。デッサンにしろ、絵の具のぬり方にしろ、すばらしいんだけれども
    必ずしも入選しない。なぜかというと、芸大とかデザイン学校を出た絵のうまい人
    はたくさんいて、うまい絵描きになるだろうと思うんだけれども、そのうちの何人
    かしか残らないんです。ですから一体、うまい絵とは何かというところを話してみ
    たいんです。
    たとえば葉君の絵を見ると、たぶんだれでも、あっこれは描けると思うんじゃない
    ですか。

葉  :そうですね。絵心のある人は俺の方がうまいと思うし、絵の描けない人は自分でも
    描けると思うでしょうね。

やなせ:でも、まねして描いたとしても、どこか違うんです。絵がうまいからといって「詩
    とメルヘン」のイラストをお願いするかというとお願いできない。それはどうして
    でしょう。

葉  :それが不思議なところです。

やなせ:そうなんです。展覧会へ行っても、自分がひきつけられる絵というのは、めったに
    ないですね。

葉  :心を打つというのは絵画技術の問題ではないわけですね。

やなせ:僕も実はよく分からないんですが、精神的な部分だろうと思うんですよ。僕はこの
    絵はいいとかだめだとか、感性の部分で判断しているんですが、世間で絵の分から
    ない人でも好きな絵というのはありますから、そのパーセンテージが高い絵という
    のは、やっぱりいい絵なんですよ。

葉  :この間、ロダン美術館でキャリエールを初めて見たんですけど、先生は以前から知
    っていて、やっぱりいいなと言ってましたよね。

やなせ:僕は非常に好きなんですが、日本ではキャリエールの画集はないですね。

葉  :今までのところ僕の絵は、自分でも描けそうだなとか、かわいいとか言われて好ま
    れているんですけど、自分自身の絵の修業の目標としては、いわゆる純粋絵画にあ
    こがれをいだいて、年ごとに強まっているんです。どんなものでしょうかね。

やなせ:パリで葉君にそう言われた時、無理、無理、って言ったんだけど(笑)、今はあ
    るいはいけるかもしれないという気がしてます。僕は自分の絵は額縁に入れる絵じ
    ゃないし、大衆絵画の方だと思っていますから、全くその気はないんですが、葉君
    の場合は、初期の頃から比べると深みが出てきたんですね。例えば葉君の絵が展覧
    会に出て、たくさんの絵の中にあっても、好きだという人がだいぶいるんじゃない
    かと思うんです。純粋絵画の多くの人は、裸体とか花とか山とかをうまく描くので
    すが、空気の部分を描く方は割に少ないんです。だからもしかすると葉君はいける
    かもしれないなと……。

葉  :画家に天才型と努力型がいるみたいですが、僕は正統的な絵画技術が欠けていて天
    才型でないのは確かです。だから今34歳ですが、10年後、20年後、30年後と、
    歳をとるに従って、技術を身につけられると思っているんですよ。

やなせ:80歳くらいで非常によくなる(笑)。いや、本当に。

葉  :僕もそう思うんですよ(笑)。だから、今、心がけているのは、デッサンとか絵画
    技術の修業の前に、健康を大切に長生きしたいと考えているんです。(続く)

             『詩とメルヘン〜1981年3月増刊号・葉祥明の世界〜』より

追悼記事<やなせたかし>さん:月刊『詩とメルヘン〜1981年3月増刊号・葉祥明の世界〜』より_その1

  • 2013.10.17 Thursday
  • 00:00
『詩とメルヘン』を通して“やなせたかし”さんと出会った葉祥明。
そのことがきっかけで、多くの方に絵を知っていただく機会に恵まれました。おはな

今回ご紹介するのは『詩とメルヘン』の増刊号として、
1981年3月に発刊された“葉祥明の世界”で、
やなせたかしさんが葉祥明を評しているとても貴重な言葉です。鉛筆


『微風のように』 やなせ・たかし

葉君の絵はとても広い、広がっている。
それはページの外へ、額ぶちの外までもひろがっていって見るひとを包みこんでしまう。
葉君には大陸の血が流れている。
葉君の血の中にははてしない地平線の記憶がある。
それはさらに九州中部の高原地帯の景観と阿蘇の情熱が和音となってひびきわたる。
葉祥明、とてもシンプル。
でもなんという独特の世界だろう。
なんと東洋的に沈静しているのだろう。
葉祥明は少しも刺激しない、ここちよい微風のようにぼくらに安息を与えてくれる。

            『詩とメルヘン〜1981年3月増刊号・葉祥明の世界〜』より

追悼記事<やなせたかし>さん

  • 2013.10.15 Tuesday
  • 00:00
すでにニュースなどでご存知の方も多いと思います。
一昨日の10月13日にやなせたかしさんが亡くなられました。

葉祥明にとってもやなせたかしさんの死去は驚きで、
ひとつの時代が終わったような寂しさを感じているようでした。

詩とメルヘン」を通して出会ったやなせたかしさんを敬愛する心は
これからも葉祥明の中で生き続けることと思います。

ご冥福をお祈り致します。


やなせたかしさん61歳、葉祥明34歳で対談した時の写真です。

原画展<詩とメルヘン絵本館&別館>:やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち

  • 2013.08.10 Saturday
  • 00:00
詩とメルヘン絵本館15周年記念特別企画”として、
北海道立旭川美術館」から「岐阜県美術館」へと巡回してきた本展が、
いよいよ「詩とメルヘン絵本館&別館」で本日より開催されます!グッド

私は残念ながら拝見できそうにありませんが、
“歴史の1ページ”として、是非ご覧下さい!見る

<チラシ表面>
1973年に創刊され2003年に休刊するまで矜持精神を大切に伝え続けた詩とイラストレーションの雑誌「詩とメルヘン」。やなせたかしは責任編集長として、表紙絵をはじめ、カットやメルヘン、イラストや詩の選、ルポなどあらゆる分野を担当しました。
今回の展覧会では、「詩とメルヘン」の30年に及ぶ歴史の中でも、特に初期の1970年代に焦点をあてます。
やなせたかしがもう一つのライフワークとして描き続けた「詩とメルヘン」の表紙絵原画や、大人向けのメルヘン作品として同誌に掲載された「連載熱血メルヘン怪傑アンパンマン」の原画、加えて同誌を彩った代表的な絵画・イラストレーター・絵本作家14名による原画を展示し、「詩とメルヘン」の矜持世界を紹介します。

<チラシ裏面>
【タイトル】やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち
【開催場所】詩とメルヘン絵本館&別館
      〒781‐4212 高知県香美市香北町美良布1224-2
      TEL:0887-59-2300 FAX:0887-57-1410
【会  期】2013年8月10日(土)〜10月28日(月)
      ※葉祥明による講演会やサイン会のイベントは予定されていませんが、8月22
       日は“飯野和好”氏が来館して、「こどものためのワークショップ」が開催さ
       れる予定です。(要問い合せ)
【開館時間】午前9時30分から午後5時00分(展示室の入場は午後4時30分まで)
【休館日 】火曜日(但し、8月10日~8月31日は無休)
【観覧料 】一般400円・中高生200円・小学生100円(アンパンマンミュージアムとの共
      通券でもお入りいただけます)

掲載されました:詩と批評『ユリイカ~やなせたかし アンパンマンの心 ~』2013年8月臨時増刊号_記事掲載その 4

  • 2013.07.30 Tuesday
  • 00:00
今日も雑誌『ユリイカ』に掲載された、
葉祥明書き下ろしのエッセイ「ロダンの誓い」をご紹介します。読書

それでは、早速ご覧下さい!楽しい

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昨日までの記事

幸い、二人きりで語り合う機会が度々あり、
色々な話しを聞けましたが、特に印象に残っているのが、
サンリオ・詩とメルヘンツアーで、パリに行った時のことです。

ロダン美術館の素晴らしい庭で、やなせさんは仰いました。
「僕はね、漫画家としてずい分遅くデビューしたし、代表作ってのも余りないけれど、
“アンパンマン”が、日本の子供たちに受け入れられるのを願ってるんだよ!」。

そこで、僕は、「油彩画家になって、個人美術館を持ちたいと思っているんです。」
と応え、二人で「じゃあ、各々の願いが叶うようにここで誓おう!」
「“ロダンの誓い”ですね!」と意気投合しました。

掲載されました:詩と批評『ユリイカ~やなせたかし アンパンマンの心 ~』2013年8月臨時増刊号_記事掲載その3

  • 2013.07.29 Monday
  • 00:00
今日も雑誌『ユリイカ』に掲載された、
葉祥明書き下ろしのエッセイ「ロダンの誓い」をご紹介します。読書

それでは、早速ご覧下さい!楽しい

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昨日の記事からの続き

最初は、『詩とメルヘン』の子供版『いちごえほん』の仕事でした。
それは当時、僕が、先の至光社から『ぼくのべんちにしろいとり』という創作絵本を
出版したばかりなので、当然のごとく子供向けのイラストの仕事だったという訳です。

しかし、その後、『詩とメルヘン』そのものの、
詩の背景のイラストの依頼が増えていきます。

やなせさんは編集長である上に、表紙の絵を毎号描くと同時に多数のカットを描き、
エッセイも詩も書き、作品を選び、詩・童話の評もしていて、『詩とメルヘン』は、
言わば「やなせたかし」そのものでした。

絵や詩に対する姿勢や感性、芸術観も、確固たるものがあり、
古今東西の詩人や画家や音楽家の作品や伝記、美術史も熟知。
文学評論家、絵画評論家と言ってもいい。
とにかく多才な方です。

掲載されました:詩と批評『ユリイカ~やなせたかし アンパンマンの心 ~』2013年8月臨時増刊号_記事掲載その1

  • 2013.07.27 Saturday
  • 00:00
今日は雑誌『ユリイカ』に掲載された、
葉祥明書き下ろしのエッセイ「ロダンの誓い」をご紹介します。読書

アンパンマンの生みの親・やなせたかし氏と葉祥明との知られざる交流が綴られた、とても興味深い内容になっています。『詩とメルヘン』を通して、葉の作品が知られることになった背景もあり、敬愛の気持ちを込めて「僕の絵本のお父さん」と呼ぶ姿にも納得です。ニコニコ

二人の交流の様子を少しでも多くの方に知っていただきたく、
全文を数回に分けて掲載します。鉛筆

それでは、早速ご覧下さい!楽しい

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『ロダンの誓い』 〜葉 祥明〜

やなせさんは、僕の少年時代には、既に世の中に知られた人でした。
一般誌・週刊誌などの、ひとコマ漫画、四コマ漫画で、その作品は知っていましたが、
僕が最初に「やなせたかし」という名前を認識したのは、
手塚治虫氏の一般向けのアニメ『千夜一夜物語』※です。

登場人物のキャラクターを手がけられ、
言わば大人の男女をデザインしたという、
後年、子ども向けのアンパンマンなどの作者とは違う一面だったのです。

その後、TVや新聞でよく印象的な顔を見かけて、
名前と顔が一致した、極めて珍しい存在でした。
僕もそうですが、さし絵画家、イラストレーター、アニメーター等は、
言わば、裏方の職人で、仕事場に閉じこもってこつこつ制作する地味な職業です。

有名性とか知名度はおろか、
顔が知られるということなどない存在ですから、
その点でも、やなせさんは特別です。
※やなせたかし氏が後々、たくさんのキャラクターを生み出すきかっけになった作品で、手塚治虫氏から直接電話で美術監督を依頼され、アニメの世界に入ることに。『千夜一夜物語』のヒットを受けて、虫プロから『やさしいライオン』を制作。“大藤信郎賞”を受賞。

掲載されました:詩と批評『ユリイカ~やなせたかし アンパンマンの心 ~』2013年8月臨時増刊号

  • 2013.07.26 Friday
  • 00:00
今日ご紹介するのは“青土社”から発刊されている雑誌『詩と批評・ユリイカ』です。読書
思想と哲学をテーマにした『現代思想』との姉妹雑誌で、
詩と芸術を扱った本として、ご存じの方が多いと思います。赤い旗

今回、“やなせたかし”氏の特集が8月臨時増刊号として発売され、
葉祥明も「ロダンの誓い」と題して、氏との思い出を語っています。鉛筆

葉の寄稿エッセーは明日のブログで掲載します。
どうぞ、お楽しみに!楽しい

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【書 名】詩と批評『ユリイカ~やなせたかし アンパンマンの心 ~』2013年8月臨時増刊号
【価 格】1,800円(税込)
【頁 数】245ページ
【サイズ】25.4×16.4×1.8 cm
【出版社】青土社 (2013/7/5) TEL:0467-25-2864
【販 売】各書店やインターネットでお買い求めいただけます。
<目 次>
【対談】
"箱入りじいさん"の日々のしごと/やなせたかし×糸井重里

【書き下ろしエッセイ】
夢あれこれ/やなせたかし

【愛と勇気の物語】
いただきまーす! アンパンマン 日本的な飲食の感性を体現するヒーロー/福田育弘
分身としてのキャラクター 『アンパンマンの遺書』『人生なんて夢だけど』を読む/暮沢剛巳
抒情的な「反ゆるキャラ宣言」/犬山秋彦

【アンパンマンが教えてくれること】
みんな大好き『それいけ!アンパンマン』の心理学/横田正夫
ぱあぱあし/北野勇作
アンパンマンの思い出/小島慶子

【己を差し出すものは……】
アンパンマンを食べることのできる者は誰だ 否定と否認の混同または脳内で命令する他者に基礎づけられた自発性/郡司ペギオ幸夫
かくも味わい深き他者の顔 『あんぱんまん』試論/大橋完太郎

【『詩とファンタジー』対談傑作選】
「世界で一番情けないヒーロー」と私/やなせたかし×戸田恵子
書きたい詩を書けばいい/やなせたかし×谷川俊太郎
作者が面白いから作品は面白い/やなせたかし×西原理恵子

【インタビュー】
すべては運に導かれて ヒーローの肖像/やなせたかし 聞き手=半田健人

【愛のことば】
一生アンパンマン!/半田健人
「正室」誕生秘話/里中満智子

【昔、子どもだったひとたちへ】
不格好で弱くあるきみは……/雑賀恵子
こどもと、こどもの心をもつおとなのために やなせたかしの絵本と『いちごえほん』/寺村摩耶子
やなせメルヘンの輝き 『十二の真珠』が照らしだすもの/西原麻里

【誌上ギャラリー】
やなせメルヘンの世界 書き下ろし詩

【才能のゆりかご】
『詩とメルヘン』の三〇年 その抒情性のゆくえ/柴村紀代
やなせたかしの抒情画・抒情詩/中村圭子
ロダンの誓い/葉祥明
やなせたかしさん、そして星屑の育つ庭/東逸子

【詩/詞の楽しみ】
青い星の祈り やなせたかしさんの詩を読んで/原子修
やなせたかし・いずみたくがのこしてくれた歌
                 そして魂/近藤浩章
bitter sweet やなせ先生の歌や詩が、僕らの心に染み入る理由/飯田一史

【アルバム】
やなせたかしのきた道

【やなせたかしのまんが道】
ボオシ好きの某氏のこと…/宇野亜喜良
投稿時代/池内紀
ナンセンスと童心主義 「ボオ氏」が立ちつくす場所/竹内オサム
「漫画家・やなせたかし」の履歴書/倉持佳代子+吉村和真
「神様」と「毛虫」のコラボレーション 手塚アニメ『千夜一夜物語』と、やなせたかし/津堅信之

【資料】
やなせたかし略年譜

原画展<岐阜県立美術館>:やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち

  • 2013.06.09 Sunday
  • 00:00
詩とメルヘン絵本館15周年記念特別企画”として、
『やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち』が巡回中です。拍手拍手拍手

北海道立旭川美術館」での展覧が終了し、
6月14日から「岐阜県美術館」にてスタートします!

この原画展では、約30年続いた歴史の中から初期の1970年代に焦点をあて、
当時の掲載ページをベースに原画が展示される、とても貴重で本格的な回顧展です。おはな

また、応募してくださった方の中から抽選で5名様に、
招待券1組2枚”にてnextプレゼントback致します!びっくり


 !こちらが招待券!!
 ご応募お待ちしております!グッド
応募要項
締切り:6月13日(木)11:59PM まで
応募先:jake@yohshomei.com(メールでのみ受付)
その他:住所、お名前、電話番号の明記をお願いします。
    当選は招待券の発送(6月14日)をもってお知らせと致します。

<表面>

<裏面>
【タイトル】やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち
【開催場所】岐阜県立美術館
      〒500‐8368 岐阜市宇佐4‐1‐22
      TEL:058-271-1313
【会  期】2013年6月14日(金)〜8月4日(日)
      ※葉祥明による講演会やサイン会のイベントは予定されていません。
【開館時間】午前10時00分から午後6時00分(展示室の入場は午後5時30分まで)
      6月14日は10時30分開場
      6月21日(金)と7月19日(金)は21時まで開館(入場は8時30分まで)
【休館日 】月曜日(6月17日、24日、7月1日、8日、16日、22日、29日)
【観覧料 】一般700円・大学生500円・高校生以下無料

掲載されました!:『やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち』

  • 2013.05.14 Tuesday
  • 00:00
現在、“詩とメルヘン絵本館15周年記念特別企画”として、
やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち』が開催中です。ひらめき

北海道立旭川美術館」「岐阜県美術館」「詩とメルヘン絵本館」の3館を
約半年かけて巡回します。ジョギング

今日のブログでは、その展示会を記念して制作された画集兼解説本である
やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち』の中から
葉祥明のページをご紹介をします。鉛筆

それでは早速ご覧下さい!見る

URLこれまでの『やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち』の記事はこちらから!back


表紙絵です。サイズは「詩とメルヘン」と同じにしてあります。


葉 祥明
葉作品の特徴のひとつは、空と大地とで画面を二分するスタイルである。
その様式が洗練と純化へと向かうプロセスは『詩とメルヘン』にも現れている。
見開きページいっぱいに描くことのできる『詩とメルヘン』(1977年2月号)で、
とべあきよ「少年よ錆びた自転車をこげよ」に挿画を寄稿して以降、
同誌の常連の一人となり、1981年3月には臨時増刊号「葉祥明の世界」が出された。

葉が描く風景は、時に淡く、時に神秘的な光を内包した中間色で描かれており、
常にかすかな生命の気配がある。
遙かに延びる水平線が暗示する広大無辺な景色の中に、
小さく人や家が描かれている。

彼らは強く何かを主張したり、多くを語るわけではない。
しかし、生命や存在の神秘を、静かに体現している。
過剰さを排した色彩や画面の構成はかえって、
葉作品込められたメッセージ性を強めている。

原画展<北海道立旭川美術館>:やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち-その3

  • 2013.04.12 Friday
  • 00:00
詩とメルヘン』は葉祥明がデビューしてまもなく、
イラストレーションの仕事がようやく舞い込んでいたころ、
やなせたかし”さんから直接に執筆の依頼を受けたことで、掲載を決めた葉祥明。
より多くの方に葉の絵が知られるようになったきっかけとして欠かせない雑誌です。地球

今日の『やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち』の続報第三弾では、
その初期の頃の出品作品5点をご紹介します。見る

本展では1970年代を中心にした作品セレクトになっています。
葉祥明にとってはまだデビューして数年しか経ってない頃ですが、
その5点を観ると、メルヘンの風合いをみずみずしいタッチで描き、
バリエーション豊かな風景画を生み出していたことが分かります。ラブラブ

40年経った現在では、シャープでグラデーションを意識した風景画が多くなりましたが、
この時代にすでに確立していた絵の表情は今も変わることはありません。おはな

一遍の公募詩から生まれた作品の数々。
懐かしい当時の思い出と一緒に楽しまれてはいかがでしょうか?ニコニコ


タイトル:タンポポ畑
掲載年号:1978年「詩とメルヘン」3月号


タイトル:春はすぐそこまで
掲載年号:1978年「詩とメルヘン」4月号


タイトル:杏の村
掲載年号:1979年「詩とメルヘン」6月号


タイトル:真夜中
掲載年号:1979年「詩とメルヘン」11月号


タイトル:空を飛ぶ少年
掲載年号:1981年「詩とメルヘン」 3月号 臨時増刊

原画展<北海道立旭川美術館>:やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち-その2

  • 2013.04.11 Thursday
  • 00:00
今日のブログ記事は、昨日ご紹介した
やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち』展の続報です。鉛筆

とても貴重な原画展であることをお伝えしましたが、
それは『詩とメルヘン』という“いち雑誌”の回顧展というだけでなく、
葉祥明のデビュー間もない頃の背景を知る、という視点でご覧になられても面白いと思います。
人気作家たちの当時の原画も一緒に観覧観できますし、
私も是非、観ておきたいと思う原画展です。グッド

今日は、チラシの裏面に全体の企画意図が記されていますので、
その全文をご紹介します。見る


『詩とメルヘン』は、1973年(昭和48)年に創刊された詩文とイラストレーションの雑誌です。無名の書き手を発掘するとともに、近代詩文の名詩から同時代のニューミュージックまで、幅広い表現を紹介。挿画においても新人を起用するとともに、漫画雑誌『ガロ』や『anan』などで活躍する同時代のイラストレーターに依頼。

みずみずしさと成熟という相反する魅力をあわせもつ雑誌として、文学ファンから美術ファンまで、ひろく愛されました。人気アニメのキャラクター「アンパンマン」も、当初は大人のメルヘン「怪傑アンパンマン」として本誌に登場したものです。

責任編集は、デザイナー・漫画家・絵本作家としてマルチな活躍をしていた、やなせたかし。やなせ自身が表紙、カット、イラストなどいくつもの部分を担当するとともに、作品を厳選。やなせの持ち味である親しみやすく平明なリリシズムが、『詩とメルヘン』に色濃く反映されています。

本展は『詩とメルヘン』の30年に及ぶ歴史の中でも、特に初期の1970年代に焦点を当て、表紙原画や、「怪傑アンパンマン」の原画を含め、同誌を彩った代表的な画家・イラストレーターの原画によって70年代の抒情の息吹をごらんいただこうとするものです。

展示室の中には、絵本を自由に手にとって読むことのできるコーナーや、お絵かきのできるコーナーもございます。春のひと時、ぜひご家族でたのしい時間をお過ごしください。

【タイトル】やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち
【開催場所】北海道立旭川美術館
      〒070-0044 旭川市常磐公園内
      電話:0166-25-2577
【会  期】2013年4月19日(金)〜5月29日(水)
      ※葉祥明による講演会やサイン会のイベントは予定されていません。
【開館時間】9:30〜17:00(入場は16:30まで)
【休館日 】月曜日(ただし4月29日[月]みどりの日、5月6日振替休日は開館)、
      4月30日(火)5月7日(火)
【観覧料 】一般800円・高大500円・小中生300円

原画展<北海道立旭川美術館>:やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち-その1

  • 2013.04.10 Wednesday
  • 00:00
詩とメルヘン絵本館15周年記念特別企画”として、
『やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち』が開催されます。拍手拍手拍手

北海道立旭川美術館」「岐阜県美術館」「詩とメルヘン絵本館」の3館を
約半年かけて巡回することになりました。ジョギング

この原画展には約30年に続いた歴史の中で、初期の1970年代に焦点をあて、
当時の掲載ページをベースに原画が展示される、とても貴重で本格的な回顧展です。おはな

誌面でしか見ることのできなかった懐かしい作品の数々。
原画と共に、是非お楽しみ下さい!楽しい

参加作家
・やなせたかし ・味戸ケイコ ・こうのこのみ ・飯野和好 ・水田秀穂  ・林静一
・スズキコージ ・宇野亜喜良 ・佐々木マキ  ・牧野鈴子 ・田村セツコ ・牧村慶子
・司修     ・東逸子   ・葉祥明


【タイトル】やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち
【開催場所】北海道立旭川美術館
      〒070-0044 旭川市常磐公園内
      電話:0166-25-2577
【会  期】2013年4月19日(金)〜5月29日(水)
      ※葉祥明による講演会やサイン会のイベントは予定されていません。
【開館時間】9:30〜17:00(入場は16:30まで)
【休館日 】月曜日(ただし4月29日[月]みどりの日、5月6日振替休日は開館)、
      4月30日(火)5月7日(火)
【観覧料 】一般800円・高大500円・小中生300円

葉祥明美術館の企画展:「学びの思い出」展-その1

  • 2012.11.28 Wednesday
  • 00:00
11月23日(土)から2013年1月25日(金)まで「学びの思い出」展と題して、
これまで葉祥明が教科書などに描いて来たイラストの原画展示を開催します!グッド

私も小学低学年の頃に、
新学期の教科書配布で、葉祥明の絵が掲載されているのを見て、
「あ、おじちゃんの絵だ」と思ったことを覚えています。読書

「詩とメルヘン」「いちご絵本」に続く、
多くの方が葉祥明作品に触れる機会になった作品群を
葉祥明画業40周年”の展示作品として、初のご紹介になります。見る

皆様のご来館をお待ちしております!楽しい

URLこれまでの“北鎌倉葉祥明美術館の企画展”の様子はこちらから!back

 downdowndownこちらは皆さんにお配りしているチラシです!downdowndown
【期  間】2012年11月23日(土)〜2013年1月25日(金)
【場  所】北鎌倉葉祥明美術館展示室
【イベント】2013年1月12日(土)ミュージアムトーク

<ウラページ>

掲載されました!:『彩人〜それぞれのやなせたかし〜』-その1

  • 2012.10.30 Tuesday
  • 00:00
葉祥明が“共同通信社・文化部”の取材を受け、
そのことが記事になりましたのでご紹介します。鉛筆

タイトルは『彩人(さいじん)〜それぞれのやなせたかし〜』。
高知新聞”に皮切りに徐々に掲載誌が増えているということですので、
皆様の地元紙にも掲載があっているかもしれませんね。読書

副題にある通り、記事の主人公は葉祥明が「お父さん」と敬愛している“やなせたかし”さん。
記事は10回シリーズなのですが、やなせさんのお人柄や仕事への姿勢、
そして葉祥明のインタビュー記事を含めて3回分を選んでご紹介します。便箋

それでは早速ご覧下さい!見る

URLこれまでの“掲載記事”はこちらから!back


        『誌とメルヘン編集長〜才能を育てる才能〜』連載第1回

「アンパンマン」の作者として有名な漫画家やなせたかしさんには、別の顔がたくさんある。その仕事を振り返るとデザイン、イラスト、作詞、詩、脚本、編集、舞台美術…と驚くほど多彩。今年 93歳になった「マルチアーティスト」のカラフルな才能の軌跡を、人々の証言でだとった。

まばゆいライトを浴びて、ステージに登場した漫画家やなせたかし(93)。白地に黒、ストライプのスーツを粋に着こなし、ピアノ伴奏とコーラスをバックに歌い出す。「よーろしくう、おー願いい、いたします!ヘイ!」少々音程がはずれてもお構いなし。歌あり、踊りありのにぎやかなショーを、招待客は心の底から楽しんでいる。

東京・内幸町の帝国ホテルで2月に開かれた、やなせを囲む「星屑(ほしくず)同窓会」の様子だ。毎年恒例のこの宴は、やなせが責任編集を務めた月刊誌「詩とメルヘン」(2003年に休刊)関係者の同窓会と、その後継誌「詩とファンタジー」が主催する賞の表彰式、そして2月生まれのやなせの誕生会を兼ねている。

1973年に創刊した「詩とメルヘン」は当初「3号もたない」と言われながら、叙情的なイラストと詩の編集で人気を集め、30年間続く。

人気絵本作家の“黒井健”(65)は「詩や絵に親しむ人にとって、それは特別な雑誌でした。僕が世の中に広く認知してもらえたのも、やなせ先生のおかげ」と話す。黒井は売れっ子になった今も、招待状が届くと、必ず同窓会に顔を出す。

やなせは「詩とメルヘン」の姉妹誌「いちごえほん」(82年に休刊)も編集し、新人発掘にも力を入れた。黒井のほかにも、イラストの“おおた慶文”、絵本の“永田萌”(63)ら多くの著名作家を輩出。やなせに「名編集者」という呼び声を加える仕事になった。

「僕には才能がない。けれども不器用でも運がなくても、努力である程度までやれる。だからみんなも頑張ってほしい」永田はかつて、あこがれの描き手でもあった「やなせ編集長」から、そんな言葉をかけられたのを覚えている。

「勇気づけられ、同時に、感激で涙がこぼれた」と言う永田。
その視線の先に、白い山高帽をかぶり、ジョークで会場をわかせるやなせがいる。
「だから私も、後に続く新人作家たちに何をしてあげられるか、いつも考えている。先生がお手持ちの大切な才能の一つに、あの温かい人柄があると、私は思っています」

京都国際マンガミュージアム「ぜんぶ!やなせたかし!」展に参加!

  • 2011.02.17 Thursday
  • 00:00
今年92才になる「やなせたかし」さんは、
葉祥明がこの世界で羽ばたくきっかけになった「詩とメルヘン」をはじめ、
様々なシーンでご一緒した、とても大切な方です。ポッ

その「やなせたかし」さんの原画展が
昨年の“2010年10月2日(土)〜12月26日(日)”の日程で、
京都国際マンガミュージアム”にて行われました。ひらめき

ぜんぶ!やなせたかし!〜ビールの王様・詩とメルヘン・アンパンマンetc.〜』と
題された特別展では、大回顧展というべき時系列を追った形での展示となり、
内容充実の企画展になっています。地球

その中で、「やなせたかし」さんとゆかりのある方たちから寄せられた
トリビュート作品展”も同時に開催され、
葉祥明も、もちろん描き下ろし出品と熱いメッセージを寄せました。グッド

今日はその作品をご紹介します。
早速、ご覧ください!見る

<出品された方々>
吉田戦車(マンガ家)・宇野亜喜良(イラストレーター)・永田萌(イラストレーター)・
ウィスィット・ポンニミット(マンガ家)・里中満智子(マンガ家)・
みうらじゅん(マンガ家)・はまのゆか(イラストレーター)



いちご新聞'09年10月号・葉祥明『心のハーブ』vol.28のご紹介です

  • 2009.10.14 Wednesday
  • 00:00
今月もサンリオの「いちご新聞」が発刊されました。拍手 拍手 拍手
葉祥明が同紙で連載中の「幸せになるための・心のハーブ」、
最新エピソードをご紹介します。

宝もの』   絵・文:葉祥明

新しい経験や出会い

わくわくすることも

太陽・風・青空…

あらゆるものが

あなたを祝福してくれる宝もの


down葉祥明のコメントです。down(抜粋)
私とサンリオの出会いは、30年以上前に出版されていた「詩とメルヘン」
でイラストを描き始めたのが、きっかけです。

その後、「いちご新聞」で始まった“いちごの王さまと詩の世界”のページで、
絵を描くことになり、今の“心のハーブ”になってから、絵と詩とエッセイを
書くようになりました。

「いちご新聞」は、小さな女の子から大人まで、様々な年代の人に愛されていますが、
私はいつも、美しくて楽しい絵と元気が得られる短い詩、
そして毎日を楽しく過ごせるような内容のエッセイを書くようにしています。

自分と自分の生活、そして身近な人たちを、
温かく優しく愛をもって見守り、
自分の人生を大切に生きて欲しいです。

『詩とファンタジー』創刊号発刊のお知らせ!

  • 2007.10.19 Friday
  • 23:00
葉祥明の作品も多数発表された「詩とメルヘン」が休刊して、数年経ちました。
皆様ご存じの「やなせたかし」さんのご尽力もあり、
このたび、「詩とファンタジー」として再び発刊されることになりました!



発行元:かまくら春秋社
価 格:840円(税込み・創刊号特別価格)

この「詩とファンタジー」は投稿されて選ばれた、約30編の詩に
それぞれ作家が絵を書き下ろして掲載されます。
そして葉祥明の絵は、いつものように爽やかな空気感に包まれています。


『あまい壁』

立ちはだかる壁は 高くて
とても越えられない

壁を
押した手も 叩いた手も
傷ついて

見上げた壁沿いに 空は青く
足もとに わだかまる闇が
にじんだ

ふいの衝動にかられて
むしろ愛しく
壁を噛むと

壁は 甘かった

パイ生地のように儚く剥がれる壁は
薄く伸ばした砂糖菓子(マカロン)の味がした

乗り越えようと
立ち向かおうと
戦おうとした壁は今
噛み砕かれて
糧の そぶりをする

壁なんて
たおれれば床で
うかべれば天井
そう思ったら笑いがこみあげてきた

甘いなんて ずるい
苦くて ざりざりなら 踏みしだいて行けたのに
 〈詩:澤村薫〉

皆さんも、ぜひ投稿されてみてください。
葉祥明の絵が添えられることになるかもしれませんよ!

募集要項は次の通りですが、お問い合わせをしてよく確認してくださいね。
【作品規定】詩は1編40行以内(自作未発表の作品に限る)
【応募点数】募集期間中に1人1回の応募とします。応募は1人3作品まで
【応募方法】郵送のみ・雑誌添付はがきの「投稿券」を必ず同封してください。
【締め切り】2007年11月15日(木)必着
【送 付 先 】248-0006 鎌倉市小町2-14-7
      かまくら春秋社内「詩とファンタジー」作品募集係
【電話番号】0467-23-9188
【原 稿 料 】掲載作品には些少ですが1編5000円(税込)の原稿料をお支払い致します。


さて、明日は上田市立上田図書館主催の講演会です!
速報をお楽しみに!

葉祥明ヒストリー:『永田萠 対談集 絵本、好きですか?』1994年

  • 2007.02.28 Wednesday
  • 23:00
葉祥明に関連する過去の作品、仕事をご紹介するコーナー、
葉祥明ヒストリーシリーズ。読書

本日は、1994年・大和書房発行
『永田萠 対談集 絵本、好きですか?』をご紹介します。



こちらの本は、絵本作家・イラストレーター・エッセイストとしての
活躍で知られる永田萠さんと、5人の絵本作家による対談集です。

杉田豊さん、杉浦範茂さん、五味太郎さん、黒井健さん、といずれも著名な作家に
並び、葉祥明もまた、絵本への想い、絵本作りの姿勢などを真摯に語っています。





葉祥明*永田萠
絵本で表現したいこと


葉祥明デビュー前後のエピソード、そしてサンリオ「詩とメルヘン」スタート以降、
ブーム渦中の超多忙時代の話、その後「自分らしい生き方」を求めて仕事をセーブしながら、
ゆっくりと歩み出したときのこと…。

あらためて語る、葉祥明の絵の世界観、絵本の作り方、
これから世界に向けて発信していきたいメッセージなど、わずか30数ページの中に
葉祥明のエッセンスがぎゅっと凝縮されているような感動を憶えました。

この世で大切なことは、
老人、子ども、女性、苦しんでいる人達、人間以外の生き物、植物…
そういう弱い立場にあるものを守ってあげること。

アンデルセンが亡くなる時に、
「私の一生は童話のような人生だった」と言ってるんですが、
僕もそういうようなことを言っていいかしら。
「僕の人生は絵本のようだった」(笑)

古くからのファンの方たちはもちろんのこと、
これから葉祥明の世界に触れていただく皆さんにも、ぜひご一読をお願いしたいです…。

とはいえ、大変残念なことに現在は絶版になっているとのこと。ムニョムニョ
(古本屋、図書館などで見つけられるかもしれません…。)

幼なじみのお兄さんのような、葉祥明さんには、
対談のしめくくりにふさわしい、哲学的なお話をしていただき、
あらためて、絵本の仕事をする者の責任を感じました。
(永田萠さんによる《あとがき》より)

月刊いちご新聞2月号・葉祥明コーナーのご紹介

  • 2007.01.09 Tuesday
  • 20:42
サンリオから出版されている、「月刊いちご新聞」(税込み210円) おてんき
今月号も、明日発売になります(NO.468)NEW!



おなじみになりました、“ いちごの王さまと詩の世界へ ” ニコニコ
今回で53回目です 赤い旗

片思いの気持ちを込めた「輪おどり」という詩に、
葉祥明が、こちらの絵を描き下ろしています。(1973年 サンリオ『詩とメルヘン』より)



「ぐるぐるまわる 輪踊りで 気づいたことがひとつある
 あなたの手だけが 熱いこと」

現在そんな恋をしている人、
過去にそんな恋を経験した人、
これからそんな恋を経験してみたいと思う人、
すべての人に、キュッとなるような詩と絵です ポッ

そして……
そんな恋路の行方を占う?バレンタイン特集でもありました ラブ



大人にも、子どもにも、喜ばれるチョコレートたちの紹介もされていましたよ ひらめき
最近は、毎年毎年、イベント商戦が早め早めになっていますよね〜 汗汗汗
毎回、私は、出遅れてます…… ムニョムニョ




「ブス〜 ぶー 昨年は、だ〜れもくれなかった〜 プシュー 今年はもらえるかな〜 くもり

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